名城大学理工学部後援会 名古屋市天白区塩釜口1-501

家庭に活かす心理学講座

家庭に活かす心理学講座

平成29年度 講義概要

7/23 基調講演

■「心理学を通しての自分とのつきあい」 鈴木先生
『心とは何か』ということを追及する学問が心理学です。『心』のとらえ方は様々な角度があります。まずは臨床心理学的な心のとらえ方について概説し、 「家庭に活かす心理学講座」での自分とのつきあい方についてのイメージを膨らませてもらえたらと思います。

■「学生支援から見えてくる“相互”支援の形」 川島先生
現在大学では、学生さんを支援するための様々な方策が展開されてきています。もちろんこの中には、経済的・物質的支援は含まれますが、心理的なきめ細やかなサポートが近年切実に求められるようになってきました。逆に言うと、学生生活の中で支援を必要とする瞬間が多く垣間見えるようになってきたと言えます。このような状況において現在展開している施策の中で、今日注目されているものに「ピアサポート」という取り組みがあります。同じ学生同士「仲間が仲間を支える」という当たり前の営みを意味しますが、この活動の中に、ご家庭でも活用していただける暖かなぬくもりにつながる有意義な視点があるように思えます。家族・友人・仲間とどう関わるかという点を考えてみたいと思います。

8/5 吉本先生

■「コラージュ療法」(演習)
 コラージュ療法とは雑誌やパンフレットなどから写真や絵、文字などを切り抜き、画用紙の上に自由に貼り付けるという簡単明瞭な方法です。幼児から高齢者まで、また健康な人から精神病の人にまで芸術療法(アートセラピー)として幅広く利用されています。
本演習ではその中からマガジン・ピクチャー・コラージュという手法を取り上げ、実際に体験していただき、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

8/20 清水先生

■「心理検査を通じた自己理解」(講義)
 何気ない日常の中で,“驚くほど当たる!”,“本性が暴かれる?”といった文句で“心理テスト”を目にすることがあると思います。本講義では日常にあふれる“心理テスト”ではなく,心理学の視点から,科学的・客観的に私たちのさまざまな特性を明らかにすることができる専門的なツールである“心理検査”についてお話します。心理検査に関する知識を身につけて,さらに実際に体験していただくことで,自己理解を深めることを目指します。

9/9 信太先生

■「やる気のしくみ」(講義)
 やる気満々、やる気が出ない・・・など、日常生活にはやる気が多く存在しています。家事や仕事などはやる気が出ず,しぶしぶやっているのに,旅行や友達とのおしゃべりはやる気満々という方も多いのではないでしょうか。やる気というのは,どのような種類があり,どのように生まれてくるのでしょうか。この回では,やる気(動機づけ)について学びます。

9/10 早川先生

■「うつ病の理解と事例検討①~ うつ病とは」(講義)
 うつ病は誰にとっても身近な病です。家族や身近の人のちょっとしたサインを見逃してはいませんか?うつ病の正しい知識を身につけ、自分の大切な人を守るちからを身につけることを目的とします。講義ではうつ病についての理解を深めます。

9/16 川島先生

■「生涯の発達を考える -それぞれの発達の課題とライフステージ-」(講義)
 ヒトはその誕生の瞬間から命を終えるその時まで“発達”し続ける存在であると思います。生涯という長いスパンの中で、我々はどのような課題に取組み、何を得ながら“発達”しているのでしょうか。講義では発達心理学の視点から、生涯発達の枠組みと発達のそれぞれの段階における課題について概説します。懐かしい日々にも思いを馳せていただきながら、一緒に育ち行く我々について考えてみたいと思います。

9/17 早川先生

■「うつ病の理解と事例検討②~事例検討」(演習)
 うつ病は誰にとっても身近な病です。家族や身近な人のちょっとしたサインを見逃していませんか?うつ病の正しい知識を身につけ、自分の大切な人を守るちからを身につけることを目的とします。演習ではうつ病についての事例を検討していきます。

11/19 早川先生

■「ゲートキーパーになるために」(演習)
 日本では年間3万人以上の人が自殺で亡くなっています。自殺への有効な対策として、ゲートキーパーという役割に注目が集まっています。ゲートキーパーとは悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援をつなげ、見守る人のことです。大切な人を守るゲートキーパーとなるために、ロールプレイなど実践的な内容を通じて、自殺対応への理解を深めます。

12/2 鈴木先生

■「認知症に関する心理学的基礎知識」(講義)
 急激な高齢化が進み、認知症に関する正しい知識を多くの人が知っていることが必要となってきました。認知症の基本的な知識を、診断、介護者の心理、本人の心理といった側面から心理学的アプローチでご紹介していきます。講義だけでなく、診断に必要な神経心理検査を実際に少しやっていただくことなどを予定しています。

12/3 鈴木先生

■「傾聴のこつ ~より良い人間関係のために~」(演習)
 最近では「傾聴」という言葉を耳にする機会も増えてきました。多くの人は“人前で話すことは苦手”と答えるかもしれません。しかし、1対1でじっくりと話を聴いてくれる人の前では、話しやすいのではないでしょうか。聴き上手となるためのポイントの説明と、それに基づいたロールプレイを行い、「傾聴」される体験、「傾聴」する体験をしてみましょう。

12/10 川島先生

■「青年の“発達”を理解する -青年期の発達心理学」(講義)
 大学生は発達心理学では「青年期」という時期に区分されます。心理学では時に様々な変化に対応することが求められる青年期を激動の時期と表現されることもあります。講義では青年期の課題や特徴について概説します。一方で、青年である時代は、甘酸っぱくも素晴らしいライフステージであると思います。皆さんの青年期も参考にしていただきながら、今の彼らにとって有意義な青年期のありようについても皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

12/16 信太先生

■「記憶のしくみ」(講義)
 日常生活において、記憶はよく触れられる話題のひとつではないでしょうか。買い物に出たのに、何を買おうと思っていたのか忘れた、大切にしまっているはずの物のしまい場所を忘れた、という「忘れる」経験をする人もいるでしょう。一方で、懐かしい友達との思い出や、家族で出かけた場所などいつまでも「覚えている」経験をする人もいると思います。この回では、記憶のしくみについて学ぶことで「なぜ忘れるのか」「なぜ覚えているのか」ということについての理解を深めます。

1/20 鈴木先生

■「心理学からみた中年期・老年期」(講義)
 中年期は、人生の中で実りのある時期です、それと同時に、ミドルエイジクライシス(中年期危機)という言葉があるように、これまでの生き方を変えることを求められる時期ともいえます。中年期、老年期がどのような意味をもつのかを講義形式で紹介しながら、演習も交えていきます。現在の自分とこれからの自分について考えてみてはいかがでしょうか。

1/21 鈴木先生

■「自己理解 ~自分ってどんな人なんだろう?~」(演習)
 私達は人と関わっていく中で、他人のことを知ることも必要ですが、その前に自分のことを知っている必要があります。自分のことはわかっているようでわかっていなかったり、自分の背中が自分で見えないように、他人からどうみられているかはよくわかっていなかったりします。演習を通して、自分を見つめ直し、他の人からフィードバックをもらい、自己理解を深めてみたいと思います。

1/27 川島先生

■「悩みと幸せの形 -臨床心理学とポジティヴ心理学の視点から-」(演習)
 日常を過ごしていると「あぁ、これはダメだ」「こんなに大変なことだらけ」とつい“困ったこと”“悩み”というものが限りなく沸き出してきます。悩むということは生産的な側面と、しんどさを伴うネガティブな側面があると思います。そもそも「悩み」とは、一体どのように捉えたらよいでしょうか? また一方で普段の生活ではあまり意識しないのですが、最高の素晴らしい経験や体験、「体験とまではいかないのだけれど」ちょっとした“充実の瞬間”というものも日常には隠れています。本演習では臨床心理学やポジティヴ心理学の視点から、こころの持ちようや、ポジティヴさとネガティヴさのバランスについて考えてみたいと思います。

1/28 吉田先生

■「コミュニケーションに必要な力は何か考える」(演習)
 他者と上手にコミュニケーションをとるためには、多くのことに気をつけねばなりません。共感的に聴き、気持ちの良い主張をすれば十分というわけではありません。この回ではさまざまなワークを通して、コミュニケーションスキルの構成要素について学び、自分自身のスキルのバランスについて考える機会を提供します。

2/10 吉住先生

■「ふりかえりの心理学① ~自分への手紙」(演習)
 みなさんは手紙を書きますか?では、自分に手紙を書いてみたことは?この回は「ふりかえりの心理学」の第一回目として、過去の自分に手紙を書く演習課題を行います。その中で皆さんが感じられることや気付かれることを通して、これまで人生を歩んできた自分という存在について、考えてもらう機会にしたいと思います。

2/11 吉田先生

■「良い集団を作るためのコミュニケーション」(講義)
 私たちは家庭や会社、学校などさまざまな「集団」に所属しています。どんな集団でも、その中で適切なコミュニケーションがとられなければ、雰囲気が悪くなったり、十分な成果を出すことが難しくなってしまいます。この回では集団についてのさまざまな法則を紹介しながら、良い集団を形成するためのコミュニケーションのあり方についての理解を深めることを目指します。

2/24 吉住先生

■「ふりかえりの心理学②~本当に必要なもの」(演習)
 日常生活のあわただしさの中、私たちは様々なものにとらわれて生きています。しかし、本当に生きるものに必要なものとはなんでしょう?家族ですか?愛ですか?それともやっぱりお金?「ふりかえりの心理学」の第2回目では演習課題を通して、自分の人生にとって必要なものについて、考えてもらう機会にしたい と思います。